女性らしさを象徴する膣ですが、精神的なストレスとも密接な関係があります。特に、体の中でもストレスを大きく受けやすい器官が、膣のような粘膜で構成される器官です。たとえば、膣と同じように粘膜の器官である胃があります。強いストレスを感じると、胃の粘膜がただれ、やがて穴を空けるまでになってしまうことはよく知られています。
実は、膣の内側を覆う粘膜も、ストレスによってコンディションが大きく変わります。膣は心身の状態を、あなたに伝える役割もあります。強いストレスを感じているときのセックスは、膣が十分に潤わず、性交時に痛みを感じていることがあるでしょう。また、ストレスにより膣の免役が下がり、感染症に対する抵抗力が弱くなることもあるかもしれません。
このように、女性にとって重要な器官である膣は、心や身体と常にリンクしているのです。もし、あなたの心が常時ストレスを感じていれば、女性らしさを体現するという膣の本来の力が発揮できません。最悪の場合、心身のバランスを失っていくきっかけにもなりかねないのです。ストレスで膣の健康を失うことは、あなたの女性らしさを失っていくことを意味するのです。
ストレスを受けると問題になるのは、膣の健康だけではありません。心身の均衡を取り持つ膣が弱くなると、今度は老化が進みます。膣は、女性にとっての重要な器官でありながら、異常について気にとめない人が多いものです。これは、性の話題に対して閉鎖的であった日本が、デリケートゾーンのケアに対して、「恥ずかしい」というイメージが拭いきれていないことによります。
肌の老化については気にするのに、膣の老化について気にしないのはなぜなのでしょうか。特に、女性は40代を迎えて、プレ更年期になると、減り始める女性ホルモンの影響を受け、膣の老化が一層加速していきます。細胞の老化は、自然の流れでもありますが、膣の老化をきっかけに、また手、肌、髪のハリや艶が徐々に失われ、40代以降に更年期障害など心身の体の不調を訴える人が急増するのも事実です。
もし、あなたが、原因の分からない不調に悩まされている場合は、膣の老化により心身がうまくリンクしていないのかもしれません。ほんの少しの勇気を出して、膣のエイジングケアをすれば、老化で停滞していた女性らしさを取り戻し、活き活きとした毎日を送ることができるでしょう。